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笹幸恵
2017.11.18 16:02

加計学園、読売新聞に全面広告

今日(18日)の読売新聞、ページめくって驚愕した。

「新しい獣医学部、誕生!

出願は1122日(水)スタート!」

という、加計学園の全15段広告。

 

あからさま過ぎて、こちらが

顔をあからめてしまったくらいだよ。


今月14日、林文科省は大学設置審の答申を受け、

獣医学部新設を認可。その4日後には

全国紙に全面広告が載るんだから、

なんと準備の良いことか。
普通はこんなに早く版下などつくれません。

 

しかも大学の広告って、入試の時期とかで、

各大学の名前が名刺大のスペースにずらっと並ぶ

特集ページくらいしか見たことがない。

 

新聞広告ってうんと高いのですよ?

900万部を越えるという天下の読売新聞ともなりゃ、

目ん玉飛び出ます。

 

ちなみに新聞広告ナビというHPで掲載料金を

見てみると・・・

 

(朝刊、モノクロ、面指定なし、1回掲載の場合)

「全国版」 全15段 47,910,000

 

「東京本社版」 全15段 33,900,000

 

「都内版」 全15段 13,155,000

 

都内一部に配布される「都内版」であっても、

全面広告なら1千万円を超える。

 

その広告料、公金じゃないのですか。
それ使ってPRって、どういう神経をしているんですか。
あんまりにも国民をナメている。
それとも安倍支持者が多い読売ならいいだろうと思って
載せているんでしょうか。

 

もっとも「そんな大金出していませんよ」と言うかもしれません。

広告料って、正価は高いけど、値段はあってないようなもの。

安倍政権べったりの読売ならば、「お友達価格」で

これまた優遇してもらったのかもしれません。

 

いずれにしても、やったもん勝ち、

「認可されたんだからいいでしょ」と言わんばかり。

安倍政権が「丁寧に説明」する代わりに出したのがこれか。
「謙虚さ」など、どこにも見いだせない。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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